走行中に「パキッ」という音がして、フロントガラスに小さなヒビが入った経験はありませんか。飛び石によるフロントガラスの傷は、多治見・土岐・可児・瑞浪・美濃加茂エリアでもよくある車のトラブルの代表例。
いざ直そうとすると、次に浮かぶのが「車両保険を使うべきか、自己負担にすべきか」という悩みです。保険を使うと等級が下がって来年の保険料が上がる、という話は聞いたことがあっても、具体的にどのくらい影響するのかまでは分からない方が多いのではないでしょうか。
この記事では、飛び石によるフロントガラスの損傷が保険の対象になる仕組み、等級への影響、そして保険を使うかどうかを判断するための具体的なポイントを解説します。多治見市の自動車ガラス専門店TSGが、これまでの施工事例もあわせて紹介します。
飛び石によるフロントガラスの傷は車両保険の対象になる
まず前提として、飛び石によってフロントガラスにヒビや傷がついた場合、車両保険(一般型・エコノミー型どちらでも対応可能な場合が多い契約が中心)の補償対象になります。走行中に他の車が跳ね上げた小石がガラスにぶつかるという偶発的な事故のため、多くの保険会社で「飛来中・落下中の他物との衝突」に該当する損害として扱われます。
ただし、契約している車両保険の種類(一般型かエコノミー型か)によって補償範囲が異なる場合があるため、詳しい適用条件はご自身の保険証券や保険会社への確認が必要です。契約内容によっては、免責金額(自己負担額)が設定されているケースもあります。
保険を使うと等級はどうなる?「1等級ダウン事故」の仕組み
保険を使うかどうかを判断するうえで、最も気になるのが等級への影響でしょう。損保ジャパンの公式FAQでは、飛び石による車両損害は「1等級(事故有係数適用期間を含みます。)ダウン事故」にあたると説明されています。たとえば現在10等級であれば、保険を使った翌年の契約は9等級になる、という仕組みです。
ここで注意したいのが「事故有係数適用期間」です。等級が1つ下がるだけでなく、その後1年間は「事故有」の割引率が適用され、同じ等級でも保険料が高くなります。3等級ダウン事故(車同士の接触事故など)では事故有係数適用期間が3年になるため、飛び石の1年間という期間と混同されがちですが、両者は別の扱いです。この違いを知らずに「等級が3年間響く」と誤解している方も少なくありません。
保険を使うべきか迷ったときの3つの判断ポイント
飛び石の被害では、必ずしも保険を使うのが得とは限りません。判断の目安になるのが、次の3点です。
- 修理・交換にかかる費用の見積もり額
- 契約している保険の免責金額(自己負担額)
- 保険を使った場合の翌年以降の保険料アップ額
損保ジャパンの解説によると、修理費が1〜2万円程度のリペア(傷の補修)であれば、等級ダウンによる翌年以降の保険料上昇分のほうが大きくなり、自己負担のほうがお得になる可能性があるとされています。一方で、修理費が10万円を超えるような交換のケースでは、保険を使うほうが有利になることが多いとも説明されています。
とはいえ、保険料の上がり方は契約している保険会社・等級・契約年数によって変わります。私たちTSGとしては、まず修理・交換費用の見積もりを取り、保険会社に等級ダウン後の保険料試算を確認したうえで比較することをお伝えしています。見積もりだけであれば無料で対応できる作業のため、判断材料として早めに取っておくと安心です。
なお、保険会社へ相談しただけでは等級に影響しません。等級が下がるのは、実際に保険金を請求し保険が支払われた場合です。迷っている段階でも、まずは保険会社に相談してみて問題ありません。
保険を使う場合の流れ
実際に保険を使うと決めた場合、一般的には次のような流れで進みます。あらかじめ把握しておくと、いざというときに慌てずに済みます。
STEP1. 保険会社へ連絡
契約している保険会社(または代理店)へ、飛び石でフロントガラスが損傷した旨を連絡します。契約者名・車両保険の契約内容・損傷状況を伝えます。
STEP2. 修理工場で見積もり
ガラス修理・交換の専門工場で、リペアか交換か、費用と作業時間の見積もりを取ります。見積もり自体は保険を使わなくても依頼できます。
STEP3. 保険会社による確認
見積もり内容をもとに、保険会社が損害の内容と補償の適用可否を確認します。必要書類の提出を求められる場合があります。
STEP4. 修理の実施と精算
確認が取れたら修理・交換を実施します。保険を使う場合は、免責金額を除いた分が保険金として精算される流れが一般的です。
保険を使わず自己負担で直す場合は、見積もり後にそのまま修理・交換を依頼するだけで完了します。保険会社への連絡や確認の手間がない分、少額の修理では自己負担を選ぶ方も少なくありません。
リペア(修理)か交換か、費用と時間の目安
保険を使う・使わないの判断は、そもそも「リペアで済むのか、交換が必要なのか」によっても変わります。一般的な目安は次の通りです。
| 区分 | 費用の目安 | 作業時間の目安 | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| リペア(修理) | 1.5万円前後〜 | 30分〜60分程度 | 傷が500円玉サイズ以下・ガラスの端から10cm以上離れている等 |
| 交換 | 5万円〜25万円程度 | 数時間〜1日程度 | ヒビが大きい・ガラスの端に近い・線状のヒビが伸びている等 |

車種やガラスの種類(断熱・遮音仕様、ADAS対応など)によって費用には幅があります。とくに近年増えている、衝突防止カメラなどの先進安全装備(ADAS)を搭載した車種では、ガラス交換後に「エーミング」という、安全のためにカメラの機能を正しく調整する作業が別途必要になり、1か所につき1〜2万円程度が追加でかかるケースがあります。ADAS車のエーミングは、対応設備を持つ工場であれば良いわけではなく、地方運輸局から認証された「特定整備認証工場」でなければ実施できません。
私たちTSGは創業40年、これまでに5万台以上のフロントガラス交換に携わってきました。そのなかには、今回のような飛び石によるヒビからの交換事例も含まれています。
施工事例: ホンダ N-BOX フロントガラス交換(軽自動車の施工事例)
施工事例: トヨタ ヴォクシー フロントガラス交換(普通車の施工事例)
施工事例: アルファロメオ ジュリエッタ フロントガラス交換・エーミング作業(輸入車の施工事例)
エーミングが必要な車種かどうかは見た目だけでは判断しづらいため、フロントガラス付近にカメラやセンサーが付いている車種にお乗りの方は、見積もり時にあわせて確認してください。
先進安全装備(ADAS)搭載車でフロントガラスを交換する場合、エーミングをせずに使用すると、衝突防止機能などが正しく作動しないおそれがあります。エーミングは対応設備の有無だけでなく、地方運輸局から認証された「特定整備認証工場」でなければ実施できません。TSGは2024年3月に中部運輸局より「自動車特定整備事業」の認証を取得しています。ADAS車の交換は、部品調達やエーミングの都合で即日仕上げができない場合もあるため、交換を依頼する際はエーミング作業のページもあわせてご確認ください。
多治見エリアでフロントガラスのトラブルに対応してきたTSGの視点
TSGは岐阜県多治見市を拠点に、土岐市・可児市・瑞浪市・美濃加茂市エリアでフロントガラスの交換・修理を専門に行っています。マツダ・トヨタ・ホンダ・スバル・スズキ・ダイハツ・日産といった国産車はもちろん、BMW・ベンツ・アウディ・ポルシェといった輸入車まで、幅広い車種のガラス交換に対応してきました。
保険を使うかどうかは最終的にはお客様の判断になりますが、判断材料となる見積もりと、必要であればエーミングの要否まで含めて確認できる体制を整えています。飛び石でヒビが入ったまま走行を続けると、振動や気温差でヒビが広がり、車検に通らなくなることもあるため、早めの相談をおすすめします。
飛び石によるフロントガラスの傷を防ぐためにできること
飛び石は前を走る車が跳ね上げた小石が原因になることが多く、完全に避けるのは難しいトラブルです。それでも、日頃の運転で発生リスクを下げる工夫はできます。
- 砂利道や工事現場周辺、荒れた路面では車間距離を通常より広めに取る
- 前走車との車間が詰まりやすい高速道路では、速度を落として距離を保つ
- フロントガラス用の飛び石防止フィルムを併用する(完全防止ではなく、ヒビの広がりを抑える効果が中心)
小さなヒビでも放置すると、気温差や走行中の振動で広がり、修理では対応できず交換が必要になることがあります。「小さいから大丈夫」と自己判断せず、気づいた時点で一度相談することが、結果的に費用を抑えることにもつながります。
- Qフロントガラスの飛び石傷は、修理・交換どちらになりますか?
- A
目安として、傷が500円玉サイズ以下でガラスの端から10cm以上離れている場合はリペア(修理)で対応できることが多いです。傷が大きい、ガラスの端に近い、ヒビが線状に伸びているといった場合は交換が必要になります。実際の判断は現物を確認してからになるため、まずは見積もりをご相談ください。
- Q保険を使うと、来年の保険料はどのくらい上がりますか?
- A
保険会社・現在の等級・契約内容によって異なるため、一概にはお伝えできません。飛び石は「1等級ダウン事故」に該当し、あわせて1年間の事故有係数適用期間が加算されるため、保険会社に試算してもらったうえで、修理・交換費用と比較して判断することをおすすめします。
- Q免責金額とは何ですか?
- A
保険を使って修理・交換する際に、契約者が自己負担する金額のことです。契約時に「免責0円」「免責5万円」のように設定されており、設定額によっては保険を使っても自己負担が発生します。契約内容は保険証券や保険会社への確認で分かります。
- Qフロントガラスの交換は当日中に終わりますか?
- A
リペア(修理)であれば30分〜60分程度、交換の場合は数時間〜1日程度が目安です。ガラスの在庫状況や車種によって前後するほか、ADAS(先進安全装備)搭載車でエーミングが必要な場合は、当日中に仕上がらないこともあります。当日対応をご希望の場合は事前にご相談ください。
- Q相手が特定できない飛び石でも保険は使えますか?
- A
飛び石は相手を特定できないケースがほとんどですが、その場合でも車両保険(一般型・エコノミー型などご契約の種類による)の対象になります。相手が分からないことを理由に保険が使えなくなるわけではありません。
- QADAS(先進安全装備)搭載車でもフロントガラス交換はできますか?
- A
対応可能です。ただし交換後に、安全のためカメラの機能を正しく調整する「エーミング」作業が必要になる場合が多く、エーミング設備を持っているだけでなく、地方運輸局から認証された「特定整備認証工場」でなければ実施できません。TSGは2024年3月に中部運輸局より「自動車特定整備事業」の認証を取得しており、エーミング作業まで含めて対応しています。
まとめ
飛び石によるフロントガラスの傷は車両保険の対象になりますが、保険を使うと「1等級ダウン事故」として翌年の等級と事故有係数適用期間に影響します。修理費用が数万円程度であれば自己負担のほうがお得なケースもあるため、まずは見積もりを取り、保険会社に等級ダウン後の保険料を確認してから判断してください。
TSGでは、フロントガラスの状態確認・見積もり・エーミングの要否確認まで、多治見エリアで幅広い車種に対応してきました。飛び石でヒビが入ったまま迷っている方は、早めにご相談ください。
